基幹システム構築にERPを使った中堅企業向けソリューションが注目されていますが、
これらを中小企業に当てはめるのは導入企業のIT成熟度や価格的に見ても現実的ではありません。
当社の中小企業版ERPパッケージである「製本業版ERP」は、まさに製本企業に対象を絞り製本企業で活用することを目的に開発された商品です。
※ERP(Enterprise Resource Planning:イーアールピー) 【企業資源計画】
企業全体を経営資源の有効活用の観点から統合的に管理し、経営の効率化を図るための手法・概念のこと。
数人規模から数十人規模の中小企業の経営合理化を考えた場合、大企業向けはもちろん中堅企業向けERPパッケージは機能的にも価格的にも完全に的外れな商品になってしまいます。
製本業を例に挙げると、基幹業務は製本業務、財務会計、給与計算です。製本業務には、見積り、受注、製本の工程管理、外注管理、請求管理、原価計算が含まれます。
そして、各パーツは製本業に特化しており、すべてカスタマイズ可能となっています。
一般的な販売管理パッケージはカスタマイズができません。(販売価格に対してカスタマイズ費用が高すぎる)
製本企業は、印刷物を加工して新たな文化的価値を生み出すスペシャリストです。
そして製本仕様書に基づいて最終加工品を作成すための加工方法は多岐にわたります。
東京都製本工業組合ホームページより
私達の活字文化、日常生活を支える紙媒体の多くは、その製品としての最終工程を製本が担っています。
一口に「製本」といっても、様々な職種、工程があり、書籍や雑誌といった「本」は勿論のこと、その種類は多岐にわたり、「これも製本?」というような製品も私達製本業者が手掛けています。
この加工内容を的確に請求書に反映させることは一般的な販売管理パッケージでは無理があるわけです。
当社の「製本管理システム」はこの製本業のまさに基幹業務である製本に関する管理を完全に網羅します。
また、財務会計パッケージは数万円から数百万円にいたるまで数多くの商品が販売されています。
しかし、その機能は金額ほど違いません。導入金額の高低の判断は導入することによる効果によるべきです。人手の足らない中小企業にとって業務ごとに別途重複してデータを入力することは多くの時間をとられ本来の業務に向けるべきマンパワーの無駄遣いとなります。
製本管理で入力したデータはすべて財務会計に引き渡す。このことにより2重入力による入力間違いの可能性を排除し、出力帳票による検証を運用業務に織り込みます。
給与計算も同様であり、給与計算で入力したデータはすべて財務会計に引き渡す。
これにより、中小企業の基幹業務が有機的に連携します。
製本業版ERPは、LAN・WANに完全に対応しており、ネットワーク化によりさらに一段と導入効果が高まります。
大手ベンダーにはできない小回りのきいた徹底したサポートにより、立上げ準備から運用まで完全にフォローします。
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